スポ少春季大会 1回戦（vs若竹ライナー）

非常に強い勢力の台風10号が日本に接近するなか、心配された雨予報が外れ夏空が広がった横須賀では6日、スポ少春季大会が幕を開けました。

台風の影響は直接受けないものの、発達した雨雲が時折現れてスコールのような雨をサッと降らせていきます。

不安定な夏の空に負けず、元気なプレーで初戦の勝利を目指します！

この日の対戦相手は若竹ライナー。

先日の協会春季大会でスピリッツと同じく準決勝まで勝ち上がった強豪です。

初戦から強豪チームと対戦することが多い”引きの強い”スピリッツ。

今大会も快進撃を見せたいところです！

若竹ライナー先攻＆スピリッツ後攻でいよいよプレイボール⚾

スピリッツの誇るバッテリー：ピッチャーY君＆キャッチャーB君

ここのところ右肩上がりに試合で調子を上げていく印象のあるスピリッツですが、この日は初回からきっちり相手打線を三者凡退に抑えて幸先の良いスタートを切ります！

するとその裏、2アウトから3番H君がヒットで出塁し、続く4番M君がツーベースヒットを放ち、2アウト2,3塁のチャンスを作ります！

しかしあと1本が出ず、1回終了0-0。

得点はあげられませんでしたが、初回から良い形を作れたので、この後の攻撃にも期待が高まります！

この試合、先にチャンスをモノにしたのは若竹ライナーでした。

2回表、3本の連続ヒットで2点を奪われます。

2回終了 若竹ライナー2-0スピリッツ

その後我慢を続けたスピリッツに、3回裏、反撃のチャンスが巡ってきます。

1アウトから1番R君がヒットで出塁すると、盗塁と犠打で2アウト3塁とし、3番H君の内野安打で1点を返します！

なおも2アウト1塁の場面で、初回に2塁打を放った4番M君が敬遠気味のフォアボールで歩かされ、2アウト1,2塁で5番B君を迎えます。

初回と同じようなチャンスの場面で打席が巡ってきたB君。

緊張の場面で初回の悔しさを晴らす会心の同点タイムリーヒットを放ちます！！

固唾を飲んで見守っていた母たちも思わずウルッとしてしまいます。

3回終了 若竹ライナー2-2スピリッツ

同点にして迎えた4回表の守りではファインプレーも飛び出し、スピリッツはいい流れを作ります。

4回はお互いスコアボードに0が並び、試合は運命の5回へと進んでいきます。

5回表、若竹ライナーの攻撃を三者凡退に仕留め、スピリッツの攻撃を迎えます。

1アウトから3番H君がツーベースヒットで出塁！（H君はこの日猛打賞！）4番M君のセカンドゴロが進塁打になり2アウト3塁、一打勝ち越しのチャンスを迎えます！そして先ほど同点タイムリーを打ったB君に再び打順が回ります！

B君の打球は3塁方向へ。サードがさばいてファーストに送球しますが、難しいワンバウンドになったボールはファーストミットからこぼれ落ちます。1塁がセーフとなり、その間に3塁ランナーが生還！スピリッツがこの試合初めて勝ち越します！！

5回終了 若竹ライナー2-3スピリッツ

試合開始の頃は夏の青空が広がっていたグラウンド。5回を終える頃になると、ポツポツと雨が降り出してきました。

6回に入ると間もなく雷が鳴り始め、審判の指示で金属バットを片付けてしばらく様子をみることに。 

雨はみるみる強さを増していき、あっという間に土砂降りに。バケツをひっくり返したような激しい雨がしばらく降り続き、グラウンドの水たまりが海のように広がっていきます。

雨が止んでも、このグラウンド状況では試合の続行は難しいかもしれない・・・。降り続く雨を為す術もなくただ見つめながら時間が過ぎていきます。

しばらくして雨が小康状態になったところで、審判の審議が始まりました。

審議の後、整列の合図で選手たちが両サイドに並ぶと「雨天コールド」が告げられました。

5回終了時点で試合成立。

雨が降り出す直前に奪ったスピリッツの勝ち越し点が決勝点となり、この試合のスピリッツの勝利が確定しました！

なんという幕切れでしょう。

コールドゲームが成立すると青空が再び顔を出し始めました。

天も味方につけたスポ少初戦。

この1勝を大切にして、試合途中で無念の敗退が決まった相手チームの分まで上を目指して頑張ってほしいと思います！